2011年11月9日水曜日

ああいえばこういう

格言さんぽ1

●ああいえばこういう
意味・・・他人の意見や忠告、説得に、あれこれと理屈をつけて反対し、従わないこと。

ああいえばこういう。こういえばああいう。こんな人、結構いますよねぇ。あぁ、最悪のコマッタちゃん(古い言い回しご容赦)。なんて皮肉っぽいことわざなんでしょうと皆さんは思うかもしれません。でも、こんな御仁のほうが世の中をのうのうと生きているんですね。ほんとう。
団塊の世代という言葉があるのは知ってますよねぇ。戦後間もなくから10年ほど続くベビーブームのこの世代、最大時には年間に250万人を優に超える出生者数がありました。現在このところ、107万人程度というから、倍以上の数です。
人口が多いと生きる為の競争率が高まるんでしょうか。この世代って、まさに「ああいえばこういう」世代なんです。年齢で言えば、2011年時点で60歳前後から65歳ぐらいまで。いたって、モノを斜交いに考えます。何かにつけ素直じゃない。人の揚げ足をとろうとする。自分の有利に物事を運ぼうとする。まるで、中国人のような性質をもつ人がなんと、多いことでしょう。もちろん、そうでない人も沢山いますが。
でも、そう。この社会では、人を蹴落とそうとするような人間のほうがお金が儲かる仕組みになっているから、ボクは悲しくてしかたないんですよね。「失敗は他人のせいにする」「隙あらばかすめとる」「儲けた金にモノをいわせる」。昔の日本の武士道なんてかけらもない。後ろから斬りつけるなんて、「あら、当然のことじゃあ〜りませんか」なんですね。
みなさんの回りにも団塊の世代に限らず、こんな人たくさんいるから分かるでしょう?
この社会では「ああいえばこういう」というような人間の方が、贅沢に暮らしているという流れなんですよね。憎まれっ子世にはばかるといった格言もこんなところからきているんでしょうか。ああいえばこういう、この格言、本当は「ああいえばこういう人間になればお金が儲かる」。だから、そんな人間になれ? ということだったんでしょうか。
いえいえ、そうではありません。悪はほろびる。正義は勝つ。憎まれっ子は世にはばかるが、誰からも信頼されていないんですね。普通の社会的な感覚を持つ人であれば、こんな人となるべく拘わりたくないはずです。つまり、ああいえばこういう人間は「我を通し、金儲けはできるが、信頼できるまっとうな仲間はできず、くさったままの心根を持って鬼籍に入る」ということ。
きっとそうだと思わないと、この社会を生きていけないんです。
政治家の皆さん、心の清い人が、豊かに過ごせる社会にしてくださいますよう。

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